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一級土木試験 二次検定(実地試験)の傾向と解答試案

土木の資格

 

二次検定(実施試験)が令和5年10月1日に行われました。

 

大変にお疲れ様でした。

 

ここでは二次検定の出題傾向を記事にしていますが、令和5年度の二次検定(実地試験)が終了しましたので解答試案のPDFデータを設置いたします。

 

経験記述以外の部分にはなりますが、ご参照下さい。合格発表は令和6年1月12日になります。

 

一次検定の自己採点で合格しているであろう人は、二次検定に向けた勉強をすすめている事と思います。

 

ここでは二次検定の傾向を記事にしました。

 

傾向を知る事で効率的に勉強ができる事と思います。

 

ここでの内容が皆様のお役に立つ事で、合格に寄与できればと思います。

 

一次検定については「一級土木施工管理技士 試験対策 問題と解答例」でも記載していますのでご参照下さい。二次検定についても触れております。

 

おすすめ教材&講座

 

令和5年度 一級土木施工管理技士 二次試験(実地試験)解答試案

以下のPDFデータをご参照下さい(九州建設専門学院より引用)。

 

 

九州建設専門学院(データ元)

 

二次検定の出題傾向(全体)

出題傾向については表にあります通り、経験記述以外の各問題については、ほとんど差はないように見受けられます。

ここは過去問題をやりこんでいきましょう。

 

項目別出題内容の傾向

経験記述の出題内容

〔設問1〕あなたが経験した土木工事について、次の事項を解答欄に明確に記入しなさい。

(1)工 事 名

(2)工事の内容

  ①発注者名 ②工事場所 ②工 期 ③主な工種 ④施工量

(3)工事現場における施工管理上のあなたの立場

 

〔設問2〕上記工事の「〇〇〇〇」に関し、次の事項について解答欄に具体的に記述しなさい。

(1)具体的な現場状況と特に留意した技術的な課題

(2)技術的な課題を解決するために検討した項目と検討理由及び検討内容(検討した内容)

(3)上記検討の結果、現場で実施した対応処置とその評価

※ここの設問1と2については、先述した一級土木対策の記事で説明しています。

 

記述上の注意点

① 主張したい内容を決め、その内容を具体的にする。

② 土木用語を使い、枠内に収まるように記述する。

③ 誤字・脱字・あて字がないように再確認をする。

④ 具体的な数字を使って記述する(数量・寸法・強度・%等)。

 

設問2で注意すること

記述項目注意点
(1)技術的な課題工事を進めていく中で技術的な課題が発生する事はよくあります。そのような課題を書いていきましょう。工事の大小は関係なく、特殊工事の必要もありませんが、指定された課題(経験記述のテーマ)に沿って課題を記述しましょう。
〇工事の概要(何をつくるか、施工方法、現場の状況などの説明)
〇工事の問題点
〇問題点から考えられる技術的な課題
(2)検討した内容技術的な課題を解決するために、どのような事を検討したのか具体的に記述しましょう。
〇検討項目・検討理由・検討内容を記述していきましょう。
工法、機械、設備、試験等から考えてみましょう。
(3)対応処置実際の現場でとった対応処置を記述しましょう。記述内容に一貫性があり矛盾がないようにしましょう。
⑵で決めた内容を実施した結果、どのような効果が得られ、⑴の技術的な課題を解決できたのか結果を記述しましょう。
〇どのように現場で実施したか
〇どのような部分に注意して実施したか
〇結果どのように課題を解決したか

 

記述式問題の出題傾向

1.土 工

 

土工については、盛土の施工方法軟弱地盤工法に関する問題が多く出題されています。

土工は毎年出題される問題であり、一次検定で勉強した内容を再度復習し、応用がきくようにすることが大切です。

近年は品質管理の一部として出題される傾向があります。

 

2.コンクリート工

 

コンクリートも毎年出題されています。

〇 コンクリートの施工(3、5、6)

〇 特別な対応を必要とする施工(7、8、9)

〇 コンクリートの維持管理(10)

 

これらの問題は一次検定で勉強した内容で記述できるものが多く、重点的な分野であります。

土工と同じく品質管理の一部として出題されています。

 

3.施工計画・環境保全

 

施工計画は施工計画書の作成工事施工手順に関する問題が出題されております。ここについても一次検定の学習内容を見直すことが大切になります。

 

環境保全については騒音や振動対策に関する問題が出題されています。

 

4.建設副産物

 

建設廃棄物、建設副産物の適正処理の出題は、毎年1問程度出題されています。

廃棄物の処理及び清掃に関する法律、リサイクル法、建設リサイクル法、建設副産物適正処理推進要綱に関する内容は、もう一度復習する事が大切になるでしょう。

 

5.工程管理

近年、工程管理に関する出題はありませんが、過去の問題をみると、各種工程表の特徴やネットワーク工程表に関する問題が出題されています。

 

6.安全管理

 

近年では安全管理についての問題も必ず出題されています。

〇 掘削作業の安全基準

〇 足場・通路の安全基準

〇 車両系建設機械(移動式クレーンなど)の安全基準

が多く出題される傾向がありますが、この他についても広く勉強しましょう。

 

7.品質管理

 

品質管理については

〇 盛土の品質管理

〇 コンクリートの品質管理

の問題がメインとなっています。

 

これらの問題は「土工」「コンクリ―ト工」の出題分野と重複します。

しっかりと勉強をしていく事が大切です。

 

まとめ

記述式問題の解答は、一次検定で勉強した内容を文章で記述するものです。

 

一度身に着けた知識が薄れないうちに、もう一度内容の理解を深めるとともに、記述する問題を繰り返し解くことが大切になります。

 

穴埋め問題についても間違いのない語句が求められます。

 

キーワードとなる語句を繰り返し書いて練習しましょう。

 

冒頭や下記にご紹介する問題集やテキストは繰り返しの勉強に必要になるものだと思います。

 

また、通信講座なども合格率アップに大きく貢献するものなので、積極的に利用してみてはいかがでしょうか。

 

試験に合格する事でスキルアップ、年収アップを目指して頑張りましょう!

 

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