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全国上位中4.4%の年収700万円を目指すには?②

仕事・転職

 

未経験から高収入を目指す「jobuddy+」

 

日本の年収上位13.6%の中の4.4%にあたる年収700万円台。

土木系の現場監督で、大手ではなくても4.4%になれる可能性があります。

「40代から土木監督で年収700万円を目指す①」からの続きです。

 

最初に入る会社

私の場合は「監督見習い」から入っており、まったくの未経験でした。

建設業として考えるなら建築の仕事を8年間やっていましたが、建物の内部の施工でしたので、まったく分野が違います(外構屋さんとか基礎屋さんなら分野がかぶります)。

給料は良いに越したことはないですが、まずは生活できるレベルの会社に飛び込みましょう。

土木系の会社は一般の会社より人材が不足しています。未経験でも入れる会社は多いでしょう。

 

「40代から土木監督で年収700万円を目指す①」でもお話しましたが、とにかく「資格」を取得することに重点を置きましょう。

そのため面接時に資格の取得は可能かを必ず聞いておきましょう(自腹ではなく取らせてもらえるか?)。

 

慣れない仕事は大変です。しかし、踏ん張って会社から資格の補助があるうちに、しっかりと勉強をして資格を取るのです。

1回取れば、それで終わりなのです。

 

2級土木施工管理技士も転職に多少は役にたちますが、やはり目指すは1級です。

1級土木施工管理技士が、後の転職に大いに効いてきます。

 

 

また、公共工事を受注している会社に入ることをおススメします。

民間相手では利益率が低く、たいていの土建屋さんは利益率の高い公共工事をしている事でしょう。

市区町村もいいのですが、金額の大きい県、府、都、国の仕事をしているところが良いでしょう。

できれば総合建設業に入る

私は東京都で総合建設業の会社を2社わたり歩いてきました。

総合建設業というのは、いろいろな工種を施工する会社のことです。

「難しそう!」と思うかもしれませんが、私が施工した都市土木の工種は以下が主なものになります。

 

・水道

・下水

・道路(街築)

 

ちょっと田舎にいくと造成の仕事(土地を平らにしたり整備する)がありますが、個人的にはこの3つしかやってきていません。

中には特殊なものもありますが、そういったものは専門の下請け業者に全て任せます。

 

舗装屋さんとか、造園屋さんとかもいいのですが、一工種しかしない会社になると請負金額が低くなるので…

・数をこなさなければならないので忙しい

・下請けで入るので、肩身がせまくなりがち

・売上が低いので、給料が低くなりがち

 

しかし、下請けさんでも結構稼げる会社もあります。

総合建設業で元請になると責任は大きくなりますが、工事で稼げる金額が大きいので、年収に反映されやすくなります。

元請(現場監督)の好きに仕事ができるので、ある意味「ふんぞり返って」仕事ができる部分があります。

 

しかし、中には監督として責任のプレッシャーに耐えきれない人もいます。

元請の監督をしていたが、下請けの監督に転職する人も中にはいます。

(工種が1工種になるので、プレッシャーや負担が減る。)

 

そこは仕事をしてみて、判断してみましょう。

 

土木の流れを知る

土木の仕事として以下の流れを把握していきましょう。

 

・段取り

・施工

・書類

 

段取り

工事を施工するにあたって準備するものを「段取り」といいますが、かなり煩雑にあります。

・施工業者(自社職人であれば不要)の選定

・重機やダンプ(運搬業者)の選定、用意

・材料の準備

・道路使用許可申請書の作成(作業帯図がキモ)

・産業廃棄物の委託契約書の締結

・役所に提出する書類(施工前)が「大量」

・他企業(電気、ガス、水道、下水道、NTTなど)と事前協議

・工程作成(具体的な施工の段取りに向けて)

・施工箇所の住民へのPRや対応

などなど

 

一番重いのが役所に提出する書類で、かなりあります。

これは慣れていくしかありません。

 

施工前の一大イベントとして、重い書類の一つである「施工計画書」を役所に説明をしたりします(施工審議会またはヒアリングなど呼ばれます)。

 

施工

ここまでの段取りは、問題なく安全に「施工」するためにありました。

いよいよ施工に入っていくわけですが、ここも日々いろいろあります。

・日々施工するための準備の打ち合わせ

・役所へ施工内容の報告(日報)

・週間工程表を役所や他企業に提出(週報・他企業が絡むところは立会申請する)

・問題があれば役所と協議して解決していく

・日々のガードマン、運搬業者、材料の搬出入などの段取り(発注など)

・週一で近隣に工事のお知らせビラを配布(施工箇所の地先の住民には直接説明)

・施工写真の撮影(施工状況、出来形、品質管理など)

などなど

 

一つ気を付けたいのは、役所の担当者も「プロ」ではありません。

ある意味我々におんぶにだっこです。実際には施工しているわけではありませんから仕方ないのですが。

経験値が高ければ話もスムーズですが、よくわかっていない担当もたくさんいるので、そういった場合は結構キツイ思いをします。

役所側の内部のルールもあるので、心配な点は繰り返し確認するのが良いでしょう。

担当者が経験不足でよくわかっていない場合、説明を多くしなければならないのですが、自分自身の勉強と捉えて頑張るしかありません。こういった部分が「肥し(こやし・自身の経験値)」になるのです。

 

書類

役所に対して施工中であれば

・日報

・週報(週間工程表)

・月報(進捗、出来高)

・許可をもらう書類

・問題に対する書類

などがありますが、一番重要なのは「お金」が絡む書類です。

 

施工の変更などで「お金」が発生し、その許可をもらう書類の提出は必須です。

「お金」をきちんとしないと損してしまい、自身のマイナス評価につながります。

自慢ではありませんが、この12年間に私自身は赤字を出したことはありません。

とにかく「お金」にものすごく執着し、「儲けポイント」がないか日々考えます。

 

東京都を相手にしているからといって土木の監督さんは品行方正ではありません。よって役所の担当に対して”ぞんざい”な態度になり、うまく関係を築けないことがあります。

しかし、そういった場合に追加でもらえる「お金」がもらえない、もらいづらい事となります。

(最近は仲間の監督がこのような状態だったようで、3000万円の赤字を食らっていました。)

 

あくまで営利目的ですから、利益のために「嫌なヤツ」でも下手下手に対応する方が得策です。

市区町村であれば同じ担当者になりがちでしょうが、東京都とか大きい組織はまず同じ担当者になることはないでしょう。一時の我慢で済む場合があります。

 

他、警察に提出する道路使用申請許可証も月一でしっかり提出しなければ、仕事ができなくなります。

日々の仕事に疲れ、忙殺されて、やらかす時もありまが、まずはいろいろと「忘れない」にはどうしたら良いか工夫をしましょう。

 

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