一級土木については、一次試験も難しいですが、二次も結構難しいです。
更にその中でも経験記述(施工体験記述)でつまずく方も多いのではないでしょうか?
経験記述は「施工管理」「工程管理」「品質管理」「安全管理」「環境対策」の5項目から出題されますが、
令和5年度までは「品質管理」か「安全管理」からの出題となっておりました。
しかしながら、令和6年度から二つのテーマからの出題となっております。
二つのテーマからとはなっておりますが、一つ目はやはり「品質管理」か「安全管理」となっています。
もう一つのテーマがしばらく出題されていないとの事で驚かれた方も多いかと思います。
広い対策が必要になってきています。
令和7年度 | 品質管理・環境対策 |
令和6年度 | 安全管理・施工計画 |
令和5年度 | 品質管理 |
令和4年度 | 安全管理 |
令和3年度 | 安全管理 |
令和2年度 | 品質管理 |
令和1年度 | 品質管理 |
平成30年度 | 品質管理 |
平成29年度 | 安全管理 |
平成28年度 | 安全管理 |
平成27年度 | 品質管理 |
平成26年度 | 安全管理 |
平成25年度 | 品質管理 |
経験記述の解答例 (令和6年度)
問題1
九州建設専門学院より引用
「安全管理」 経験記述解答例
九州建設専門学院より引用
「施工計画」 経験記述解答例
九州建設専門学院より引用
令和7年度解答試案
九州建設専門学院より引用
経験記述解答例 ダウンロード内容
※令和5年度までの形式(令和6年度から問題への転用用)
品質管理 | |
街築工事 | 暑中コンクリートの品質管理 |
下水道工事 | 寒中コンクリートにおける品質管理 |
上水道工事 | ダクタイル鋳鉄管接続作業時の品質管理 |
安全管理 | |
下水道工事 | 道路幅員が狭い場所で行う管布設工の安全確保 |
造成工事 | 土留工の安全管理 |
河川工事 | 吊り荷の落下やクレーン転倒事故防止対策 |
最後に
解答例については、各項目の決まった書き方を覚えましょう。
設問については、自身の現場に置き換えて内容を考えてみましょう。
そして「品質管理」と「安全管理」は、令和6年度以降も必須項目のようです。
例文を読み進めて自身の現場として勘案し、解答が決まり、それを何回か書いているうちに問題なく試験で対応できるようになると思います。
工事現場は1本ものですので、まだまだいろいろな課題や対処法などがあると思います。
自身の現場を思い出して、設問と照らし合わせれば、おのずと答えが見えてくると考えます。
皆さまの合格をお祈りしています。
1級土木施工管理技士 過去の解答・解答試案(九州建設専門学院)

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