現場監督・・・大変ですよね。
私は土木の、とりわけ公共工事の現場監督です。
昔、建築関係にいたこともあり、建築系のゼネコン監督は超厳しいと感じます。
しかしその分、土木系監督より建築系監督の年収が100万円多い求人をよく見ます。
2024年問題の働き方改革によって労働環境は改善されてくるかもしれませんが、そうは言っても特に民間のお客様が相手では限度があると感じています。
そこで、今回は監督業が厳しい時にどうするかを記事にしたいと思います。
そもそも向いているのか?
現場監督は総合力が求められる職種です。
中堅から大手企業は分業制で仕事をする事もあるかと思いますが、それでも仕事は煩雑で多岐に渡ると思います。
特に建築系は工種も多く、新人さんや中間管理職の方は、上司と職人の板挟みに合う、深夜残業、泊まり込み、休みなしは当たり前の状況が多々あると思います。
そこで建築にしても土木にしても、生活や産業の基盤となるインフラを作るわけですから、人の為、人に役立つものを作っている、という事を意識する事が大切です。
まずはそういった公共性の志があるかどうかを自身に問いかけてみましょう。公共性のある仕事に対して喜びがあるかどうかを考えてみましょう。
また、若いうちは向いているかどうか判断できないと思いますので、監督向きの資質を以下に挙げてみました。
・人の役に立つ事が好き
・なんだか忙しいのが好き
・仕切るのが好き
・段取りが好き
・新しい事に取り組むのが好き
・物を作りあげるのが好き
・今まで結構リーダー的な役割をすることが多かった
・器用貧乏だと思う
・人とワーワーするのが好き
・どちらかといえば「理系」だと思う
・作業着はラクだと思う
私見ではありますが、こういった事に5つ以上当てはまるのであれば「向いている」と考えられます。
当てはまる項目が少ないようであれば、自分探しの旅に出ましょう(転職)✨
私はここまでアルバイトを含め18の仕事に携わってきました。サービス系や建設系、単純労働などを経てきまして、これまで仕事をしてきた感じから監督業が好き、向いているのではないかと思い、現在に至ります。
しかしながら、物事には「限度」というのがありますので、いくら「好き」とか「向いている」としても、あまりに厳しい労働環境であれば何かしら考えなければなりません。
転職を視野に入れよう
限度を超えた労働環境であれば「転職」を視野に入れたほうが良いと思います。
あまりに仕事がキツ過ぎて、他の人に相談する暇もないかもしれません。
相談できる人がいれば良いのですが、そうではない場合はいつでも辞められるように転職サイトに登録しておく事をおすすめします。
登録をしておけば、定期的に都合伺いの連絡があるので、タイミングを見計らって転職する事ができます。
そうはいっても、なかなか辞めづらい状況はあると思います。
しかし、現場の監督さんが、あまりの忙しさに精神を病む、体を病んだ人を何人も見てきました。
「これはヤバいな」
と思ったら、迷わず「休む」ことをおススメします。
建設業界は恒常的な人手不足な事から、辞められるなら休んでもらった方がいいと思う傾向が強いように思います(次の人が入ってくる保障はありません)。
高圧的な上司がいて言いづらい場合もあるかと思いますが、自分を守る為に有給休暇を積極的に使いましょう。所詮、上司は壊れたあなたの面倒は見ないのです。
以下の記事でも現場監督を辞めたくなる原因や対処法について詳しく解説していますので、気になる方はぜひチェックしてみて下さい。
少しでも労働環境、給料が良いところへ
忙しすぎてテンテコマイな方も多いとは思いますが、転職を考えている場合、できれば「資格」を取得することをおススメします。
たいてい会社で資格を取らせてもらえるところが多いように思います。大いにそれを利用しましょう。
若いうちは資格がなくても将来性を考えての採用が多いと思います。しかし、ある程度年齢を重ねてきた場合はやはり資格がものをいいます。
資格無しでは所長や現場代理人になれない事もありますし、会社側としては経営事項審査の点数にも関わります。
あとは転職先の労働条件の確認をしっかり行うことです。
現在働いているところより
・月間の労働時間はどうか
・週休二日制は確実か
・残業時間はどうか
・時期によっては休みが無くなるのかどうか
・祝日は休みか
・実際の仕事内容はどうか
面接時に上記を確認をして、面接官が「口ごもる」とか「曖昧な感じ」であればブラックである可能性が十分に高いので、様子を見たほうが良さそうです。
建築系はなかなか条件が極端に良いなどは見られないので、一つでも二つでも、今より良い条件のところを選ぶか、もしくはツテをつたって下請けに入る事も視野に入れましょう。
ゼネコンや総合建設業は先に述べた通り煩雑ですので、下請け系の一工種の仕事を選ぶのも一つの手であると考えます。しかし、その場合に問題になるのは給料でしょうか。
とはいえゼネコンで仕事をしていれば、羽振りの良い工種というのがわかると思いますので、在籍中にいろいろ聞いておいたり、紹介してもらうのも良いでしょう。
他、派遣監督という仕事もあります。建設会社がその工種を施工できない、やった事がない場合に頼む監督さんです。
仕事のクオリティを求められますが、しっかりとした仕事ができれば何も言われることはありません。
年収も高めで、個人事業主になりますので税金対策をうまくやれば、手元に残る給料も相当多くなることでしょう。
まとめ
先日施工した現場の下請け(売上高40億)の会社は毎年5名程度、新入社員を採用し、1年後に2名残れば良いとの話しを伺いました。
そこは監督業に特化しており、仕事や専門的な書類などは下請けがメインで行っているので、そんなに厳しい状況ではないと感じました。また、その会社自体ができる工種も少ないです。
しかし、特殊な工種で大掛かりな仕事をする時があるので、その場合にプレッシャーはそれなりにあるかもしれません。
私は職業に貴賤(良い悪い)は無いと考えていますので、とりあえずはどの職業も一所懸命に仕事をします。
そのおかけが良い評価を頂く事が多いのですが、3年も働いたら仕事が好きがどうか、将来性はどうかなどが見えてきますので、ステップアップの為に転職をしていた感があります。
現在の業界は12年目ですが、この業界に入る前は年収も400万円そこそこでした。
今はその倍近い年収となっていますが、もう少し早くこの業界に入っていれば、年収的にはもっともらえていた可能性が高いと思います。
同じような仕事をしていても、企業規模によっては数百万円の差が出てきます。
ですので、自分自身の知力体力、会社の将来などを見て、早めに見切りをつけてステップアップして、健康的で実りのある生活を目指していきましょう。