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クレーン車の種類・性能【ラフター・ユニック車】

土木全般

 

クレーン車とは荷物の吊り上げと水平移動させるクレーン機能のついた自走できる建設系車両です。

ここでは馴染みの「ラフテレーンクレーン(ラフター)」と「ユニック車」の性能を主に記事にしています。

 

 

クレーンの種類

TADANOより引用:https://www.tadano.co.jp/products/

 

性能一覧運転室自走最高時速吊上げ荷重
オールテレーンクレーン60~70㎞100t以上
ラフテレーンクレーン(ラフター)50㎞100t未満
クローラークレーン(回送)1250t
トラッククレーン90㎞500t
カーゴクレーン(ユニック車)2.93t
※数字は目安 ※運転室が2つある場合は車道運転とクレーン操縦が分かれている

 

クレーン車には上記のような種類があります。

私のような都市土木を中心に仕事をしていると、下水工事の時に大型人孔の吊り下ろしにラフタークレーンを使用したり、水道工事の時に管材料を吊り下ろしたりするのにユニック車(カーゴクレーン)を使用したりする場合が多くあります。

ユニック車はトラックなので、大きさをあまり気にすることはありませんが、ラフタークレーンの場合は大きさや重量がありますので、吊る材料の重量はもちろんですが、ラフター自体の大きさが入るか、道路構造に対して重量は持つかなども気にしなくてはいけません。

また、作業半径が広くなると吊り荷重も減るので、材料の重量と楊重距離を勘案してクレーンを選定する必要があります。

 

ラフテレーンクレーン(ラフター)

KOBELCOより引用:https://www.kobelco-kenki.co.jp/products/wheel_cranes/rk130.html

 

ひとつの運転席で走行とクレーン操作が行える自走式クレーンです。

不整地や比較的軟弱な地盤でも走行できるほか、狭隘地での機動性にも優れています。

近年ではその小回りを活かし、主に市街地などの狭い現場で活躍しています。

 

 

メーカー
/機種名(カタログリンク)
ブーム(m)アウトリガ(m)最大総定格荷重(t)性能表
(画像をクリック)
KATO
/ MR-130RfⅡ
5.3~24.01.64~4.7513.0
KATO
/ MR-200Rf
6.5~28.01.93~5.420.0
TADANO EVOLT
/eGR-250N(電動)
9.35~30.52.3~6.625.0
KOBELCO
/RK-250
9.35~30.52.3~6.625.0
KATO
/MR-350Rf Ⅱ
7.5~32.52.3~6.835.0

 

ラフターの荷重別の種類についてはKATOが一番多い印象があります。各社の最大荷重は以下になります。

KOBELCO 最大 70.0t

KATO   最大 85.0t

TADANO  最大 100.0t

 

カーゴクレーン(ユニック車)

 

 

ユニック車は最大クレーン容量が「2.93t」と決まっていますので、車両の大きさによる作業半径や吊り下げ荷重を確認してみましょう。

材料の重量と数量を勘案し、何t車で何台搬入するかの確認しましょう。

2.93tを超えるものは現場側でラフターなどを用意して荷下ろしをする場合がありますので注意しましょう。

 

 

最大作業半径

古河ユニックより引用:https://www.furukawaunic.co.jp/assets/pdf/catalog/C-2046.pdf

 

おわりに

重量物を楊重するので、ラフターの下や導線には鉄板が必要になる場合があります。

路面状況を勘案しながら対応していきましょう。

たまにラフターがひっくり返っているニュースを見ますが、現場条件によっては結構ギリギリを責める場合があります。

風などで煽られた場合なども考えられますが、微妙な場合は再検討が必要だと思います。

 

簡単ではありますが、参考にして下さい。ご安全に!

 

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