ここまで18の職業で働いてきたオッシュです。
転職マスターを気取るつもりもなく、ある意味流れ流れて、ここまで来たみたいな感じです。
13年間この土木業界で勤めてきました(詳細はコチラの記事を参照ください)。
現在の会社が2社目で、年収はボーナス込で800万円程です。
前の会社もそうですが、会社の年商は10億円程度で、基本1人体制で現場を管理する感じです。
なかなか一人で管理するのも大変ではあるのですが…
・現場終わりじまいで早く帰れることが多い
・現場以外は好きに動ける
・社用車はプライベートでも好きに乗れる(ガソリン・駐車場代も出してもらえてる)
・誰も手伝わない代わりに、ほぼ口も出されない
・年収も割と高め
というわけで、一人で全部できる事(無事故・利益も含め)が前提ですが、かなり自由がきく環境ではあります。
とはいえ、最近終わった3.5億の現場がキツ過ぎて、精神的なダメージを負ってしまいした。
もう無理と思い、今年の春頃から転職活動を開始しています。
そんなところから、転職に悩む監督さんの参考になればと思いこの記事を書きます。
私は都市土木系の監督です
現場監督といっても様々で、大中小の企業、都市部か地方か、建築か土木、専門工種か総合とかでけっこう違ってくると思います。
私は総合建設業の小企業で都市土木(東京都の公共工事メイン)の監督をしています。
東京都心の都市土木なので水道、下水道、道路(街築・電線共同溝)の3種類をメインに監督をしています。
いわゆる「現場代理人」です。
(たまに橋や川、造成的なものもありますが、多少の手伝いはしましたがメインではしていません)
担当する現場の請負金額は1億~3億程度です。
1人できる金額は1億などと、よく幹部が言いますが、人に余裕があればそうなりますが、実際は煩雑な水道以外はほぼなった事はありません。
冒頭でも言いましたが、3.5億の現場を一人でやるのは厳しすぎます。トラウマ級で今でも引きづっています。
建築に比べれば土木工事は工種が少ないので、ラクと言えばラクなのかもれませんが、それでも3億はハンパではありません。
現状より未来を考えた場合
話題の少子高齢化による人手不足。
この業界にいる方はお分かりだと思いますが、特に建設業界はひどいですね。
単純に若い人口が減少しているので、全ての業界について言えることですが、やはり3Kの職場には勤めたくはないのでしょう。
人口ボリュームゾーンの私ですら、まさか土木の監督になるとは夢にも思っていませんでしたから💦
そういった意味で現在の会社を見た場合、自分の会社も同じ状況です。
・監督の半数は70代
・職人のメインは50~60代
縮小は避けられない状況は目に見えてますが、それ以上に自分の負担増が予想されます。
人もいなくなるのですから、ある意味会社の先祖返り…起業当初と同じく何から何までみんなでやらないといけない。
今みたいに監督は監督のことばかりではなく、職人がやる段取りなどの手伝いや準備などが非常に多くなるような気がしています。
私自身はこれからどんどん衰えていくし、今でもキツイのに、そこら辺は避けたいのが心情です。
春からの転職活動
最近終了した現場で強く転職を意識した
前回の現場は水道でしたが、水道だったからかもしれませんが、これが非常にキツい現場でした。
補助監督も付いて、助けられた部分もありましたが…
・最初の人は職人兼任なので監督仕事をお願いできない
・その次の人は職人上がりなので書類関係など、監督スキルがもろもろ弱い
といった感じでほぼ一人でやらなければなりません。
・エリアが結構離れた飛び地で複数に分かれているので工程管理や段取りが非常に大変
・1年4カ月の施工であったが、ほぼ息つく暇がなかった
・久しぶりに厳しい検査書類の作成であった
・今まで以上にプレッシャーがハンパなく、検査後の残務処理まで目いっぱい
・弱っているところ、検査の翌週に次の現場の契約(2億)
次の現場は道路とはいえ、段取りが厳しい現場で、さらに精神的に参る要因になっています。
転職活動開始
現在までの経緯を述べましたが、3月くらい(現在は25年8月)にストレスがピークに達して、辞めたい病が発病してしまいました。
それまで登録してあった転職エージェントからちょくちょく電話があったので、一度募集している会社に面接に行ってみる事にしました。
条件としては現在よりもホワイトな会社だったのですが、今とあまり変わらないような会社に面接に行きました。
この会社は受入れOKだったのですが、当然ながら断ることになりました。
その時の転職エージェントの仕組みは最初は試用で入り、双方に問題がなければ正社員に転換という流れでした。
また、完全に派遣監督としてのお話しもあり、残業などを入れ月60万円の提示を受けましたが、ボーナスは無く現在の年収を下回ってしまうので、お断りして、現在は待機期間となっている状況です(年に2回くらい集中して連絡がくる時期があります)。
新たな派遣監督への道
転職エージェント以外にもIndeedに登録して何件か問い合わせしたり、知り合いの会社に聞いてみました。
・高速道路関連の発注者支援業務(仕事はラクそうだが年収が下がる)
・知り合いの会社(ホワイトではあるが年収確保が難しそうとの事、社長面談でほぼ落とされる)
・国関連の発注者支援業務(応募時期が年度末より前であった、年単位で更新)
ありがたい事にX(ツイッター)の監督フォロワーからのお誘いが何件かありました。
ホワイトそうな会社ばかりでしたが…主に場所が遠い事が原因で見送る事にしました。
そんな中、Xのある派遣監督が目にとまりDMをしてみました。
話を聞いてみると、年収も確保できそうだし、良さそうな感じだったので、一度担当者と会って話しをする予定になっています。
今の現場が来年の半ば頃なので、来春くらいに会う予定になっています。
とはいえ揺れる監督心
転職した場合と残った場合を日々シュミレーションをして、どうすべきか悩んでいる日々が続いています。
年収が確保できれば、今よりラクなほうに行きたいのが正直なところですが、現在は1人で大変とはいえ遣り甲斐があったり、会社的には一人体制以外はそんなに不満はありません(先は心配ですが)。
また、動きがあれば追記していきたいと思います。
(私自身は退職代行を使いませんが、これを見ている会社の幹部がヤクザみたいな感じだったら、以下の記事の退職代行を検討してみてはいかがでしょうか?ちなみにうちの会社の幹部も反社みたいな感じです💦)