ここでは道路図面自動作成サイト(エクセル版)の説明と規制内容による配置人員の基本を記事にしています。
公共工事の場合は工事図面がCADで提供されるので、CADで規制帯図を作成するケースが多いと思います。
下水道局などはCADデータが無い場合がありますので、エクセルで作成します。
とはいえ一から規制帯図を作成するのは大変な手間でもありますので、次にご紹介する「道路図面自動作成サイト」を使い、規制帯図を作成します。
道路図面自動作成サイト
こちらのサイトは地図から道路の形状をエクセルなどにデータ化してくれる、大変便利なサイトになります。
エクセルを使用しての規制帯図作成に使う誘導員などのブロックデータは「失敗しない道路使用許可書」(データ無料ダウンロード)をご参照下さい。
以下はroadmanの流れになります(画像はroadmanより引用しています)。
会員登録・ログイン
会員登録後にログインすると以下の地図を選択する画面になります。
道路図にする場所を選択します
図にしたい道路を拡大していきます。
道路図を作成します
①サイズを選定
②道路図面位置の選択(位置の拡縮や微調整)
③作成ボタン
エクセルデータを編集します
エクセルが道路図データとともに立ち上がります。
道路平面図ができましたら交通誘導員や車両、保安を配置します。
規制内容による配置人員の基本
ここでは規制内容による基本的な配置人数をみていきましょう。
交通誘導員の種類
交通誘導員については、作業帯を設置した時に影響のある 人、車、バス停、民家、アパート、マンション、店舗、ビルなど について全て配置する事となります。
また、規制帯内に出入りする工事関係車両、バックホーの旋回、高所作業下などについても配置します。
作業帯の位置が決まった段階で周辺の状況をよく確認してみましょう。
作業帯の人員配置例
1. 一般的な施工
※矢印は車道上の通行車両の流れとなります。
2. 歩道上半分を施工
3. 片側交互通行の場合(歩道あり)
4. 交差点支道を通行止めにする場合
5. 舟型の作業帯の場合
作業帯については場所によって千差万別になります。ここでご紹介した作業帯の複合型なども往々にしてあります。
注意点としては、通行止めにした場合には必ず迂回路の作成、看板と人員の配置が必要になります。
バス停が絡めばバスの運行時間外に施工する場合があり、昼施工が夜施工になったりします。
また、店舗前やパーキング前など24時間営業によって施工できない場合は補償する場合もあります。
様々なケースがありますので、然るべきところに相談しながら作成していきましょう。
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まとめ
これで大丈夫と規制帯図を作成してみても、役所や警察から修正の指示が入るケースは多々あります。
また、逆に軽微な修正は、その場で修正してOKという事も結構あります。
警視庁を相手にする場合は交通量調査の提出があったり、導流帯延長についても厳格にチェックをされます。警視庁は警察のトップなので、下手な作業帯(道路使用)は許可できないとのプライドがあります。
いずれにしましても、基本は「安全であるか」「迷惑をかけない」という部分に要約されますので、このポイントをしっかりと押さえるように考えていきましょう!
この記事がお役に立てば幸いです。