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現場内にある土地にまつわるタタリ

雑記

昨年の離婚は自分のせいかもしれないが、しかし、そこに至るまでには一昨年のタタリの要因が少なからず影響しているのではないか・・・と思う今日この頃でした。

 

序章

 

現場に御神仏のようなもがあれば工事の着手前に安全を祈願してお酒や塩を備えるのが通例です。

 

現場内に昔から地域で御神木のように慕われているケヤキの木があり、なおかつその根元に庚申塚がありました。

着手初日に職人の親方と一緒にお供えをし、安全祈願をしました。

 

役所の担当からは

 

「あの木を切るとか言ったら事故を起こすとか言われてます。私は何回もそのような事を言ってますが、なんともないです」

 

あぁ、嫌な事を聞いてしまった。

 

小学校の時から心霊や都市伝説を好んでいた自分には、それを聞いた瞬間に嫌な予感が頭をよぎったのでした。

 

庚申塚に縁のある老人

役所の担当者から、地域の自然を守る会のAさんというご老人に挨拶に行きましょうと誘われました。

 

聞けば庚申塚にその方の先祖の名前があるといい、その周辺の自然に手を付けると激高してクレームを入れてくるという。

 

挨拶はなんなく終了した。話をしている分には特にそのような事はないように思われました。

 

揉め事

 

今日からケヤキ周りの工事が始まった。

 

しばらくすると激高したAさんが怒鳴り込んできた。

 

「何を勝手な事をしとるんじゃぁ~!!!」

 

「こないだ説明したように工事をしているだけですが・・・」

 

「ふざけるな~~!!!!」

 

私はAさんに肩を押された。それを見た親方が間に入り

 

「ここはあなたの土地ではないでしょう!」と言い、確かにその通りなのでAさんは「役所の担当者から連絡を入れさせろ!」と言い放ち去っていった。

 

祟りの始まり

 

その後、役所との話し合いでAさんの納得の行く形で工事が進められる事となった。Aさんも非常に高齢なので、今回できなかった工事はAさんの死後になるとの話しであった。

 

たしかに工事に反対していた人が亡くなって、代替わりした後に御子息などが土地を売って工事を進める場合がある。

 

しかし、そのような場合でも、しっかりとお清めをしないと先代の残穢によるものかどうかわからないが、事故が発生している事を見たことがある。

 

ひっかかるのはAさんの先祖に非常に縁がある庚申塚の前で、Aさんと揉めた事である。

 

悪い予感は的中する。

 

庚申塚にほど近い交差点で、それまで目の前を走っていた原チャリが走り去ったと思って、ゆっくり曲がった時・・・

 

ズズズズズズ・・・

 

「!?」

 

なんと目の前を走っていた原チャリが気づかぬうちに転倒していて、それを押してしまったのである!!

 

パニックになった自分は、てっきり自分が轢いたと思って車から飛び降り声をかけた。

 

「だ・・大丈夫ですから」

 

と原チャリに乗っていたオバさんは、そう言うと走り去った・・・・

 

なんなんだったんだ、今のは・・・少し先にあるケヤキと庚申塚を見た私はゾッとしながら車に戻った。 

 

「たしかに車の前には何もなかったんだけどな・・・あれば気づくでしょ・・・」

 

度重なる不幸

 

それから定期的に不幸が続いた。

 

いきなり右足がゴリゴリになり異常な感じで歩けなくなる。

 

今までこんな事はなかったが、突然、胃が何かに刺されるようにさしこんでくる。

 

猛スピードの自転車に激突される。

 

(今は五十肩の真っ最中だが、考えれば激突された側の痛みが治らない。反対側は良くなったが・・・)

 

職人の親方が突然の内臓の病気で入院する。

 

これはマズイ・・・・

 

二度目のお供え

 

とりあえずもう一回お供えをして詫びを入れようと思い、お酒と塩を買って庚申塚に向かった。

 

庚申塚にお供えをして

 

「今回はすいませんでした。今後は無事故でお願いします!」

 

ご祈念が終わり後ろを振り返ると・・・

 

知らぬ間にAさんが背後にいた。ニコニコしている。

 

「お供えありがとうね」

 

いつのまに・・・・恐ろしい・・・・

 

軽く言葉を交わして、その場を立ち去った。

 

負の連鎖

 

その後は何事も無く工事は終了したが、その次の工事はもっと最悪な現場になった。

 

また、工事終了半年後に妻から離婚を突き付けられるのである。

 

家庭については自分なりに頑張っていたつもりであった。が、仕方が無い・・・

 

最後に

最近このような話を聞いた。

 

社長が昔、工事現場にあるお稲荷様を邪魔だという理由で足蹴にした事があったそうな。

 

その後、ユンボに乗っていた社長は、ユンボごと斜面から落ちて右足を挟み複雑骨折をしてメチャクチャになった。自分は気づかなかったが現在も足を引きずっているという。

 

結論:御神仏関係は大切にした方が良さそうである。

 

怖い村の話|都市ボーイズ

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